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「政治部」ニュースに「福島」への眼差しはないのか
双葉町長の見た首相会見

関西電力大飯原発の再稼働を決断した野田首相の6月8日の会見を、夜のニュース番組はどれもトップ項目で取り上げた。

福島県双葉町は役場が埼玉県加須市に疎開している。そこで首相会見の放送を見ながら「最大の責務って何回も言われても困りますね」と漏らす井戸川克隆町長の姿が、テレビ朝日「報道ステーション」にあった。彼は次のように指摘する。「事故によって失われる自然とか、環境とか、コミュニティの尊さも考慮に入れて判断していただきたい」。そして「首相は実質的に安全は確保されていると発言しているが」という問いかけには次のように応じた。「そういう言葉をわれわれは何十年も聞かされてきた。いろいろな意味で、われわれは裏切られてきた。そういうなかで原発の安全はなかなか信用できません」。

「報ステ」は何を問うたのか

「報ステ」は、安全対策に含まれるべき免震重要棟の設置が大飯原発では3年先で、防潮堤のかさ上げが未完であることも指摘する。海岸沿いにオフサイトセンターが立地するという問題も、同じような場所にあって津波で壊滅した女川原発のオフサイトセンターの映像を参照して語っている。さらに「報ステ」は、同じ日に国会事故調査委員会が東京電力前社長から聴き取りを行っていたことも伝えた。ナレーションは国会事故調の検証結果が出ていない段階で首相が再稼働を決断したと語る。黒川清事故調査委員長も「国家の信頼のメルトダウンが起こっている」と厳しい。

首相は「人々の日常の暮らしを守るという責務を放棄することはできない」と言う。これに対して「報ステ」は、首相の言う「人々の日常の暮らし」とは何かを問い、大飯原発の「暫定的な安全性」の実態を描いたといえるだろう。

「NW9」の失った眼と耳

ところがNHK「ニュースウオッチ9」が伝えた首相の判断は、大部分が大越健介キャスターと政治部官邸キャップの山口太一記者とのスタジオトークで占められていた。語られたのは、原発再稼働をめぐる政府の発言が一貫性を欠いてきたことと、再稼働の必要性を明確にすべきだと政府が立地自治体から迫られてきたことだった。そこには、原発震災に苦しみ続ける福島第一原発の立地自治体の声も映像もない。そして首相会見の意味が「決められない政治の現状に自分なりの答を出した」とまとめられた。

「報ステ」にも、取り上げた問題が今後どれだけ継続的に報道されるのかといった課題がないわけではない。しかし「報ステ」と対照したとき、「NW9」の言葉と映像は、なぜこうも浅薄なのだろう。首相が守らなければならないという「人々の日常の暮らし」からは、原発事故の被害者の生活が抜け落ちている。「NW9」はそれをそのまま垂れ流して、「政治部」的な薀蓄を傾けているにすぎない。原発震災に苦しみ続けている福島の映像も、それを語る言葉もない「政治部」ニュースには、「日常の暮らし」を奪われた人々の生活への眼差しも、その痛苦を聴く耳も失われている。残念だが、これがこの国の公共放送の政治ニュースを装う「政治部」ニュースの姿なのだ。


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まとめtyaiました【「政治部」ニュースに「福島」への眼差しはないのか】
双葉町長の見た首相会見関西電力大飯原発の再稼働を決断した野田首相の6月8日の会見を、夜のニュース番組はどれもトップ項目で取り上げた。福島県双葉町は役場が埼玉県加須市に疎開
2012-07-11 Wed 17:23:20 | まとめwoネタ速neo

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