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化石を取り出すスゴ技の「一般女性」 福井県立恐竜博物館
 貴重な恐竜化石を次々に発見し、年間90万人超が訪れる福井県立恐竜博物館(勝山市)。岩石の中に埋もれた化石を取り出す「化石クリーニング」に取り組むのは、恐竜の研究職員ではなく同県大野市、勝山市の女性たちだ。侮るなかれ。彼女たちは岩か化石かを正確に見分け、削岩機をミリ単位で動かすエキスパート。奥越の女性たちの技が恐竜王国を支えている。

 大勢の子どもたちがガラス張りの部屋の中を食い入るように眺めている。その視線の先には、黙々とペン型の削岩機を岩の上で動かす3人の女性。化石クリーニング室は、恐竜博物館の裏側の作業の一端を見ることができる唯一の場所だ。

 「岩のこの部分がカメの化石、このキラキラ輝いている部分は植物の化石。この色が違う部分は恐竜の骨」。作業の手を休め、堂森さとみさん(49)=大野市=が岩石を見せながら解説してくれた。一見すると岩石の一部が違って見える程度で、どこからどこまでが化石なのか見分けが付かない。「どの部分が化石か見極める目がこの仕事では最も大事。そうじゃないと化石を傷つけたりしますから」

 歯科衛生士の経験がある堂森さんは手先を細かく使う点で似ている仕事として、この世界に10年前に飛び込んだ。当初は「化石がどれなのか言われても分からなかった」。それでも1年後にはすっかり見分けが付くように。「表面に見える化石が岩の中でどのように広がっているのかイメージしながら作業している。珍しいものが出てくるんじゃないかワクワクします」

   ■   ■   ■

 クリーニング室には、勝山市北谷町の発掘現場で出たほぼ全ての化石が持ち込まれる。スタッフは女性7人だ。

 貴重な化石を研究職員ではなく、一般の女性が担うのはなぜか。同館研究員の柴田正輝さん(42)は「(専門知識を持った)職員がやると化石を早く見たいと思い、焦って作業してしまう。女性ならではの細やかさが、この仕事には向いている」と話す。

 岩石から見える化石はほんの一部。閉じ込められた化石の周辺の岩を、先端が空気圧で振動するペン型削岩機エアー・スクライブで慎重に取り除いていく。削るというよりも化石の周りにある岩石を振動させて飛ばすイメージだ。

 顕微鏡で削岩機の先端をのぞきながらの作業は繊細そのもの。化石に近づくにつれ先端を細いものに切り替える。わずか数センチ四方の岩石でも、化石を取り出すのが数日がかりになることも珍しくない。地道で根気がいる作業だ。

   ■   ■   ■

 化石研究の入り口となるこの仕事で、スタッフが新たな化石の発見者になることもある。

 「『あれっ、見たことがない形』と思ったら、それが(恐竜が生きていた時代の)貴重な哺乳類の歯の化石だった」。南ひとみさん(53)=勝山市=が作業の過程で見つけた歯はわずか数ミリ。宝を発見した瞬間だった。

 岩石に埋もれ発掘現場では分からない小さな化石も、クリーニング作業では見逃さない。わずかな色や素材の違いをきっちり見分ける。柴田研究員は「技術の差が出る仕事。誰でもできるわけではない職人かたぎの世界」とし、「ここで失敗すれば世界的に重要な情報が失われてしまうかもしれない。それだけ大切な仕事を担ってくれている」と頼もしげだ。

 緊張感に包まれた職場ながら、どのスタッフも目は生き生きとしている。10年目となる坂井栄子さん(61)=勝山市=は「あごの化石に歯が付いているものもあり、恐竜の姿が想像できて面白い。やりがいがあるから続けてこられた」と話してくれた。
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未分類 | 22:05:11 | トラックバック(0) | コメント(0)
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