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<VR酔い>不快感が起こる仕組みと対処法とは
 臨場感ある映像を楽しめる「バーチャルリアリティー(仮想現実、以下VR)」を採用した新製品が相次いで発表され、「VR元年」とも呼ばれている2016年。頭に専用の「ヘッドマウントディスプレー(HMD)」などを装着することで、視界が奥行きのある映像に覆われ、仮想の空間に浸れるのが最大の魅力だ。一方で、映像の世界にのめり込むあまり、車酔いのような症状を引き起こす「VR酔い」についても注意を払う必要があると専門家は指摘する。VR酔いが起こる仕組みと対処法を調べた。【大村健一/デジタル報道センター】

 ◇映像の臨場感は抜群。しかし数分で不快感……

 茨城県つくば市の産業技術総合研究所の実験室の一室。あえて「酔い」を起こしやすい映像として制作されたVRの動画を体験した。実験室の上下・正面・左右の5面の壁に映像が映し出され、専用のめがねを掛ければ奥行きのある立体の映像が楽しめる。映像はジェットコースターのように自分の意思とは関係なく、起伏のある地面を移動していくもの。映像だと分かっていても、目の前に映像が猛スピードで近づくと、「うわっ」と思わず叫び声を上げ、思わずよけてしまう。これまでのテレビゲームなどで体験できなかった臨場感に満ちていた。

 しかし、数分で体に不快な感覚を覚えた。映像は左右に振り回されるだけでなく上空への上昇や地面への降下もあった。目は仮想の空間を動き回っているものの、それに伴う重力を体が全く感じない違和感が積み重なり、車酔いのようにみぞおちの辺りが重苦しくなった。体験の終了後も体がふらつき、不快感はしばらく残った。

 ◇原因特定に向けた研究が進む

 同研究所の感覚知覚情報デザイン研究グループ長の氏家弘裕(うじけ・ひろやす)工学博士は、過去に中学校で、家庭用のビデオカメラで撮影された、手ぶれがひどい映像をスクリーンで見た生徒たちが相次いで吐き気などを訴えたケースなどを調査し、VR酔いの研究も進めている。氏家さんは「VR酔いは仮想空間での視覚と体の両方の運動が原因と考えられる」と説明する。映像で車酔いのような症状が起こるメカニズムははっきり断定されていないが、研究は国内外で進んでいる。有力な説の一つは「感覚不一致説」。視覚から得た情報が、耳の奥にある体のバランスをつかさどる器官が過去の経験から得た情報と一致せず、混乱して起こるとするものだ。

 感覚の不一致を引き起こす要因として考えられるものに、「ベクション(視覚誘導性自己運動感覚)」という言葉がある。代表的な例としては、停車している電車の中にいるとき、向かいのホームの電車が動き出すと、自分の電車が動き出したかのような錯覚を覚えることがある。体験者が動いていないにもかかわらず、映像の情報から体が「動いている」と錯覚すると感覚不一致の状態となり、体のバランスに関する情報に混乱が生じ、酔いが生じやすくなると考えられている。酔いに関しては、「男性よりも女性の方がかかりやすい」「アジア系の人種はかかりやすい」などさまざまな説の論文も出ているが、結論はまだ出ていない。

 いずれにしても、主な症状は、顔面蒼白(そうはく)▽めまい▽倦怠(けんたい)感▽眠気▽冷や汗▽唾液の増加▽胃の不快感▽吐き気や嘔吐(おうと)などで、重症の場合は症状が1日近く継続するケースもある。

 ◇一番の対策は早めの中断と休養

 仕組みがはっきりと分からない中で、対策はあるのか。氏家さんは「まずは休息が大事。体の不調を感じたら、映像を見るのを早くやめて横になって休むということ。映像酔いのケースで、体調が悪いときに酔って症状が長引いた例があったので、体調には留意してほしい」と話す。また、同研究所で氏家さんと研究をする渡邊洋・工学博士は「どの映像で酔うのかについては個人差があり、船酔いなどと同じく慣れで克服できる部分もあると思う。安全を確保した上で、一度『VR酔い』を経験し、感覚をつかんでおくと予防策にはなるかもしれない。ただし酔って体がふらついた状態で車の運転などをするのは危険」と呼びかけた。

 氏家さんらのグループはVR酔いに関する国際シンポジウムを開催し、VRメーカーなど関係者と情報の共有を進めている。「さまざまな実験で科学的な知見として明らかになっている『酔いの生じにくい映像の傾向』と似た知識を、メーカー側も制作を通じた経験則としてある程度把握していた」といい、映像と体の動きのズレを抑えるなどの対策を施しており、説明書にもVR酔いに関する注意が書かれている機器がほとんどだ。国民生活センターによると、3D映画などの普及が本格化した2010年ごろに映像酔いに関する相談は一時的に増加したが、現在は減少傾向でVR酔いに関する相談も「ほとんどない」という。

 ただ、ソニーが人気ゲーム機「PlayStation(プレイステーション)」のVR対応機を10月に発売予定。これに伴い、「ファイナルファンタジー」「バイオハザード」「グランツーリスモ」などの人気シリーズの対応ソフトの今年中の発売も発表されており、初めてVRを体験する利用者のVR酔いの増加も予想される。氏家さんは「VRはゲーム以外にも医療や建築などさまざまな分野での活用が期待されている技術。しかし、せっかくの良い技術でも『酔いやすい』というイメージがついてしまうと普及が進まなくなる。広く利用されるように情報を発信したい」と話している。
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