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最高血圧「120未満」!?…米の「治療目標」波紋、大半が病人扱い?
心不全は減少、腎障害増加も
 高血圧治療は「最高血圧120未満を目標にすべきだ」とする米国立心肺血液研究所の大規模研究報告が医療現場に波紋を広げている。日本の治療指針が定める140未満より、大幅に厳しい目標値を求める内容だ。血圧はどこまで下げれば良いのだろうか。(医療部・高橋圭史、石塚人生)

◇戸惑う医療現場
 「最近、治療の基準は緩和される傾向にあったが、今回の研究は逆行する結果で驚いた。戸惑いを感じる。どうしたら良いか迷う医師も多いのではないか」

 東京都大田区のたかせクリニック院長、高瀬義昌さんはこう語る。

 「高齢者の場合、血圧を下げすぎると転倒・骨折を招く恐れもある。だから、今回の研究結果を見ても、すぐに(140を目安とする)治療方針を変えようとは思わない」という。

 国内の高血圧患者は4300万人とも言われる。高血圧に対し治療が行われるのは、自覚症状がなくても、将来、心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクを高めると考えられているからだ。

 2014年に改定された日本高血圧学会の治療指針では、若年者・中年者の治療目標は、従来の「130未満」から「140未満」に緩和された。

◇3年追跡し比較

 ところが、今回、米国立心肺血液研究所は、最高血圧を「120未満」に下げると、心不全などの発症を大幅に抑えられるとの研究報告をまとめた。

 研究は、50歳以上の血圧が高く、心筋梗塞などのリスクのある約9400人が対象。血圧を「120未満」に下げる患者と、「140未満」に下げる患者の2群に分け、平均で3年余り追跡し、比較した。

 その結果、「120未満」にした患者の方が心不全や心筋梗塞、脳卒中などの発症率が低く、死亡リスクが27%低かった。研究チームは「今後の治療指針の改定などで参考にすべき結果」とコメントした。

 一方、厚生労働省の国民健康・栄養調査(2013年)によると、男性の最高血圧の平均値は135、女性は130。仮に血圧120以上を治療対象とみることになれば、国民の大半が病人扱いされる恐れもある。

 では、どう考えるべきなのか。今回の研究データをもう少し詳しく見てみよう。

 心不全などの発症率は、120未満では5・2%。140未満では6・8%。死亡率は、120未満が3・3%。140未満が4・5%だった。死亡は、120未満にした方が90人当たりで1人少なくなる計算になる。

 一方、急性腎障害などの発生率は120未満の方が4・1%と、140未満の2・5%より高まった。腎臓の血流が減りすぎて障害が起きた可能性がある。

 米国の研究参加者は体格指数・BMI(正常18・5~25未満)が約30で、肥満傾向が強かった。

 高血圧診療に詳しい臨床研究適正評価教育機構の桑島巌理事長は「心臓病のリスクのある患者について、厳格に血圧を下げた方が心不全や死亡リスクが減ることを示す結果だが、急性腎障害などの副作用が増えることは気になる。一律に120未満を目指すことには慎重になるべきだ。特に、高齢者は持病や健康状態の個人差が大きい。日常診療では、個別に反応を見る必要がある」と指摘する。


<米国立心肺血液研究所の研究報告>
対象患者:50歳以上の高血圧患者約9400人(糖尿病患者は除外)
研究方法:薬を服用し、最高血圧を「120未満」に抑える患者と「140未満」に抑える患者の2群に分けて、経過観察
結果:「120未満」の方が、心筋梗塞や心不全などの発症率が低く、死亡リスクが27%下がった

学会「指針 現行の140未満で」
 高血圧治療の目標値は近年、世界的に緩くなる傾向にあった。

 今回の研究を行った米国立心肺血液研究所が2013年末、最高血圧は60歳未満で「140未満」、60歳以上で「150未満」とする治療指針をまとめた。60歳以上の治療目標は10緩和された。

 同年に出た欧州の高血圧学会などの指針や、日本高血圧学会が昨年改定した治療指針も「140未満」を原則とした。日本の改定も欧米の流れに沿うものだ。

 糖尿病を持つ高血圧患者を対象とした北米の研究など数千人規模の大規模試験で、血圧を厳しく下げても、心臓病などによる死亡率の減少につながらないとの研究報告もあったためだ。

 血圧の基準を巡っては、日本人間ドック学会が昨年、健康な人の基準案として最高血圧の上限を「147」と発表し、高血圧の定義を揺るがすなどと議論を呼んだ。ただし、この数値は、持病がない人を対象とした調査をもとにしており、高血圧患者の治療目標値ではない。

 日本高血圧学会の治療指針作成委員長を務めた島本和明・札幌医大学長は「120未満の方が死亡率が低いという試験は重要な調査の一つで、今後の指針改定で議論の材料になる。ただ、様々な大規模調査を併せて解析するなど、さらなる検討が必要」と話し、現場の医師に対して「現在の指針を目安に治療にあたってほしい」と強調する。


BMI:Body Mass Index 体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った値。
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